イズもといタマズー
「ちょっと、ねぇ、ちょっと」
遠くで呼んでいる声がする。
「ねぇ、起きてよ、6時半だよ」
その声に飛び起きた。
今日は土曜日、伊豆にダイビングに行くはずの日だった。
集合時間は6時40分。
家から集合場所である東名バス停までは30分以上。
そして、時刻は6時30分。
どこでもドアでもない限り、集合は無理な相談。
取り急ぎ、Aさんに電話し、事情を説明、キャンセルと相成った。東名バス亭集合者には、遅刻者が多い(らしい)。見事、伝説達成である。
すっかり予定が空いてしまったが、それじゃ何かしようかしらと思っていると、そのうち長男坊様が起き出して来た。長男坊様をみているうちに、折角なので、ちょっと出かけてみるかという話になり、彼が最近乗りたがっていたライオンバスに乗りに、多摩動物公園に行ってみることにした。
生憎の空模様のせいもあってか、思いっきりすいている。
前を歩いている親子が、活気のない動物園ねと言っているのが聞こえたが、突進小僧を抱えるわれ等夫婦にしてみれば、これくらい空いているほうが、ありがたい。
混雑時には立つこともあるというライオンバス、今日は特に並ぶこともなく無事に座れた。早速手すりにつかまって興味津々なブラザーズ。
まだ、ライオンバスは発車しておりませんぞ。
さて、肝心のライオンは、ガラス越しに、すぐそばまでやってくる。かなりの迫力だ。ちょっとちゃちいかな舐めていたが、存外、大人も楽しめる。
ライオンの耳の後ろって黒いんだ、などと、ちょっとした発見も楽しい。
ブラザーズも夢中で、らいおん、がぉ~~、を見ている。
ライオンを見た後は、これまた定番の、ぞうさん、ぱぉ~~ん、が見たいとのたまうので、アフリカゾウを見に。
アフリカゾウはやっぱり大きい。
ちなみに、多摩動物公園には、インドゾウもいるらしい。
(広いから、そこまで見れなかった・・・)
ライオンとゾウとキリンを見たので、動物はこれで切り上げて、昼食をはさみ、正門近くの昆虫館に移動。
奥様は当初あまり乗り気ではなかったが、蝶が乱舞するケージに入って、認識を改めたようだ。
ケージの中では、赤、白、黄色、色とりどりの蝶が乱舞する、まさに昆虫天国。特に、白く、大きな、オオゴマダラがひときわ目を引く。
蛹もメタリックな金色で、綺麗の一言。
人なれしているせいか、次男坊ののるベビーカーにも、一匹、キタテハが羽を広げて休んでいる。
しかし、長男坊は、蝶にはあまり関心がなさそう。
カナブンとかの方が、食いつきが良かった。
ちなみに、このゲージ、パンフレットによれば、ハチドリもいたらしい。それらしき鳥をみた記憶はないが、奥様は、それっぽい鳥を目撃したとのこと。本物のハチドリ、見てみたいものである。
本物のカブトムシを、恐る恐る見上げる長男坊。
彼には、本物のカブトやクワガタ、ゲンゴロウなんかを、雑木林や田んぼで捕まえて、楽しんで欲しいものだ。
動物園、楽しかったね。
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